過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

草を刈る日々

雑草を放置していると、みっともない。荒んだ感じがする。ダメダメ感がただよう。

草を刈る。毎朝、草を抜くことがルーティン化してきた。夏の前にやっておけば、こんな苦労はしてないんだけどね。

雨が多い。翌朝は土が緩むので、草を抜きやすい。
やはり、手で草を抜くのが王道。

抜いた草を、そのまま置いとくと、そこから根が生えてくる。段ボールに入れておく。段ボールに入れて乾いたらドラム缶で燃やしてしまう。あるいは、堆肥にする。

一本一本、草を抜くというのは、瞑想修行のようなもの。無心になれる。気分転換。筋トレ・体力維持。免疫力アップにつながると思ってやる。抜かれる草にしたら、災難なことだけど。
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これからの季節、草が種をつけて風に舞う。跳ぶ。人の衣服にくっつく。

草を刈らないと、周囲が迷惑する。みんなの顰蹙を買う。自分たちの畑に雑草が襲ってくるからだ。周囲から「まったくしょうがないなぁ」というエネルギーを浴びる。負のエネルギーが溜まると運気も落ちる。なので、やはりがんばる。

ただ、あんまり広大すぎて、手には負えない。2,000坪以上はある。できるところしかできないよ。できないことはできない。ほとんど開き直る。あとは放置。
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厄介なのは、ススキだ。勢いをまして繁茂してくる。逞しく根を張る。とうてい手で抜ける代物じゃあない。

エンジン草刈り機でガンガンやる。背負い式エンジン草刈機。いちばん強烈な二枚刃(プロペラの刃)。ぼくの刈り方は、普通の人の3倍ぐらい速い。

ちょっとゲリラとの戦争のような気分。エネルギーの発散。ラジャス(激質)に満ち溢れる。二枚刃はなにしろ軽いのがいい。一般的な丸いギザギザの刃は重たくて疲れる。ツルがからまって、効率が悪い。

刈るというよりも「斬る」。アームで回転する刃をススキの茎に叩きつける。ぶった斬る。切ったときの手応え、ガガガッという破壊する音が爽快ではある。