過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2人でせっせと料理をこしらえて持ってくる

2つ年下の、れいなちゃんが遊びに来てくれた。おとうさんとおかあさんも。あかりは大喜び。廊下を走り回ったりブロック遊びや綱渡りゲーム。洗面所でおもちゃを洗ったり、コマコマしたキャップなどの整理を始めた。

やがてお店屋さんごっこがはじまる。
「いらっしゃいませ、いらっしゃいませ。ご注文はなんでしょうか」。

「はい、じゃあカレーライスとハンバーグお願いします」。
「はい、ありがとうございます」。

2人でせっせと料理をこしらえて持ってくる。れいなちゃんはあかりの右腕として、かいがいしく働いていた。

子供同士のやりとりをみていると、おもしろい。あかりは型にはめられるのは嫌い。いつも新しい創作に向かう。れいなちゃんは、きちんと型を守る。整然とやろうとする。タイプが違うのがわかる。
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そこへ突然、ピカッと稲妻が光った。ほとんど間をおかず、どどおーーんと雷が落ちた。近くに落ちたようだ。

あかりは驚いて、こわくて泣き出した。れいなちゃんは泣かなかった。そしてあかりのところに行って「あかりちゃんうるさいよー」と優しく言った。

それを見ていた、れいなちゃんのおとうさん。
「れいなちゃん、それはね。うるさいよーじゃなくて、あかりちゃん大丈夫だよって言ってあげて」。

子どもたちを見ていると、いろいろと物語、ドラマが生まれる。

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