過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

ほんとに「いい人」というのはいるんだよね

なんというか、ほんとに「いい人」というのはいるんだよね。会っていて、──ああ、この人いい人だなぁ。実直というか素朴というか。裏がないというか腹黒くないというか。とにかくいい人。

あれこれ計算してしゃべる人、相手の心を考えてしゃべる人、いろいろ思惑のある人、そういう人と話すと、こちらもそうなので、いろいろ思考エネルギーを使うので消耗するんだ。

ほんとに、なんにもない人、さっぱりした実直の人と話すと、心が落ち着く。心が休まる。

かつてぼくは、よくインドをよく旅した。インドでは、実直で誠実なじいさんによく出会った。言葉は通じないけれど、じわっと素朴さが伝わるような。

カンカン照りの太陽の下、大きな樹の下で、そんなじいさんとじっと座っていたことがあるなあと思い出した。

この山里にも、そういう「いい人」ってたまにいる。そういう方と出会うとうれしいというか、ありがたいというか。