過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

石地蔵を彫りに

左近さんが、昨日も石の地蔵を彫りに来てくれている。
うちはガサガサしている空気だけど、左近さんがたんたんと集中して彫っているので、落ち着いた空気が流れる。

「こうして石を彫っているから生きていられる。救われているんだ。これがなかったら、もう生きてないかもしれない。だって何も人生の目標がなかったんだから……」。

そう言っていた。息子さんの供養のために石を彫り出したのが半年前。ぼくも左近さんに教わってコツコツと石を叩き始めている。

左近さんのお師匠さんが遠藤さんだ。
遠藤さんは先日、うちの施設を訪ねてくれた。
雨の降る中、すごい勢いで石を彫っておられた。
3時間ほどで完成。
帰りに「これは施設に献納します」と言ってくださった。いま宝物として置いてある。

その遠藤さんの文章がとてもいいので紹介。

f:id:ichirindo:20210627151056j:plain

f:id:ichirindo:20210627151137j:plain

f:id:ichirindo:20210627151215j:plain

f:id:ichirindo:20210627151238j:plain