過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

人生ってゲームか

あかりと将棋をやっている。将棋崩し、回り将棋、普通の将棋。
あかりは、勝ちと負けにこだわる性格なので、負けると泣いて悔しがる。

──あかりちゃん。これはゲームなんだからね。勝ちと負けはいつもあるんだよ。負けるときもあれば勝つときもあるし。次には勝つからね。

「ゲームってなに?」

──ゲームって、勝ちと負けがある。それって敵がいるんだね。敵がいないとゲームにならない。それと、ルールがあるんだよ。

相手と自分で決めた約束ごと、それがルールだよ。
ルールのとおりにやらないと、勝ちと負けが決まらない。
だから、ルールを覚えなくちゃね。

といつも、言う。だけど、幼稚園児がわかるには難しい。
あかりは、自分のルールを作ってしまう。
負けた時、「負けた人が勝ちってこと」というような(笑)

さて、ゲームの本質とは。
①敵がいること。障害があること。
②ルールがあること。
③はじまりとおわりがあること。
これらがないとゲームにならない。

人生って、すべてがゲームということもできるか。
①障害がいつもある。敵対するものがあらわれる。
②社会的存在だから、社会の決めごと・ルールに沿って生きる。
③人生は、生まれて(はじまり)、そして死ぬ(おわり)。