過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

お二人とも、大きな声で元気で自分のことばかり話をされること

①新しい利用者さんがこられた。お二人。新規の顧客としてありがたいことだ。

②だが、ひとつ困ったことがある。お二人とも、大きな声で元気で自分のことばかり話をされることだ。

③いままでの利用者さんは、静かな方が多くて、お互いに相手を気遣いながらのやりとりがある。その調和がとれなくなってしまいそうなこと。

④大声での話ばかり聞かされて、いままでの利用者さんは疲れた様子。ある方は頭が痛くなってその日は、眠れなくなったとい
う。翌日は休もうと思ったとさえ言っていた。

⑤施設が大きければ、多少声が大きくても、シマをわければいい。だが、うちは小規模で大きな机を囲んで向き合っているような家族的な施設なので、そこが難しい。

⑥お静かにね、といっても、そのことはすぐに忘れてしまいそうな方。なにしろ、お話ができて嬉しくて仕方がないという御様子。歌やゲームや紙芝居、映像ばかりながすわけにもいかない。施設長として私が、采配していくわけだが、常時張り付いているわけにもいかない。

⑦事務所を片づけて、別の談話室室に改装。そこで過ごしてもらうという考えもあるが、別室に分けるのも不自然。

⑧これもまた、あらたな可能性を開く、いわば公案ととらえている。まあ、当面、様子見である。