山里の暮らしに接すると、おお!という発見がいくつかある。それぞれの工夫と日々の練磨がみられるのが、たのしい。
和泉平の集落の方にでかけた。
思い立ったら電光石火、そのときのノリで動く。とくに用事もなくアポもない。土産もない。相手が留守でも問題ない。なにも期待しないので、けっこうおもしろいことが起きる。
①山のてっぺんに池がある。新宮池という。夏祭は、ここに船を浮かべて笛太鼓、そして花火が打ち上げられる。
②こんな大きな杉の木。太い枝に縄をつけてブランコして遊んだという。そばに大きなスズメバチの巣があった。お茶を無農薬でつくっているので、その害虫をハチがやっつけてくれるという。
③鹿を解体したあとの標本。解体して煮込んでいくとこうなるんだろうな。
④手作りの小屋。その下ではチャボが数羽、飼われていた。得意なニワトリの催眠術を試してみた。ひっくり返して寝かせるとそのまま動かなくなる。
山里の日々の暮らしに接するのがたのしい。遠くに行かなくてもご近所を回れば、じつにさまざまな暮らしぶり、生き方にふれることができる。