過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

手間のかかる面倒なことを、いかに楽しくやれるか

面倒なことを楽しくやるにはどうしたものか。

①とにかく、手をつける以外にない。「やるしかない」と覚悟する。
②いきなり全部やろうとすると気が滅入るので、仕事を細かくブレイクダウンして書きだす。
③書き出したもの一つひとつをみれば、難しくはない。片手間にできる。すこしやる気が出てくる。
④ほんのすこしでも手を付ける。一つ一つをこなしていく。
⑤こなすことで、満足が得られる。すこし楽しくなってくる。「やったぞ」という気になる。
⑥「はい、ひとつ完了」とし嬉しい。そこからまた進む。慣性の法則。そうやって進めば、いつかすべて完了する気がしてくる。
⑦そして、かならず完了する。
⑧達成感が増す。自信が増す。
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ということで、じつに手間のかかる仕事をしている本日。
建物の保存登記と所有権移転登記の申請書を書いているのだ。司法書士を使えば簡単だが、お金がかかるので自分でやる。

法務局の相談窓口にいけば教えてくれるが、予約が必要だし、なにしろ往復100キロ。時間がない。ネットで調べて電話と郵送で済ます。

申請書の書き方はわかった。しかし、細かいことがわからない。
たとえば、登録免許税はいくらなのか。なにか軽減措置があるのか。

建物の評価額を知らなくちゃいけない。
名義人でないと教えてくれない。名義人に委任状を送付して送りり返してもらい、役所に行って課税台帳登録証明書を発行してもらう。

登録免許税の金額を計算する。
その納付はどうするのか。収入印紙でいいのか、金融機関の領収書でいいのか。どこに貼るのか。印紙でオッケーなら、別紙に貼るのか。その際には、別紙を綴って袋とじにして係印を押すのか。10万円以上の収入印紙が、こんな山里の郵便局にあるのか。

登記事項証明書(謄抄本)は、登記したら送ってくれるのか。別に申請書を書いて、これまた収入印紙を貼って、返信用封筒を入れなくちゃいけないのか。こういうのは、また法務局に電話で聞く。
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こういう仕事はちっとも楽しくない。創造性というものがまったくない。ロジックでどうのではなくて、そうなっているからそうするのだという世界。とにかく、現実に直面するしかない。でもまあ、なんとか完了しそう。

こういう面倒なことをやるのは面倒。だけど、こうやって頭を整理しながら書くのは、面倒ではないので。