過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

歌詞を見ると、Fさんはもう「いいかね」という

今月で100歳になるFさんを迎えに行く。いつものことだが、施設の玄関に着いて、さあ入りましょうというとき、「足が痛い。もう帰る」といわれる。
 
無理強いしてもいけない。また帰られても家の人が困る。
 
で、いつものように、クルマの中に大きな歌詞を用意する。
歌詞を見ると、Fさんはもう「いいかね」という。
 
準備はいいかね、歌うからいいかね、という意味だ。
それで、ギターを伴奏して「この道」「青葉の笛」「水師営」「桃太郎さん」など、一緒に数曲を歌う。
 
その流れで、あかりが登場。Fさんはよろこんだ。
ぼくはFさんの腰をくるりと回転して、おりていただく。無事、施設利用となった。

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