過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

突然、発火して電光石火のように動き出す

突然、点火して動きだす。ゲシュタルトの崩壊というか、それまで気にもとめなかった下地・背景が、主役で浮き出てくる。すると、はっと気づく。
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あかりのおもちゃの置いてある部屋は乱雑。ブロックの積みあげたものなど、放置。片付けにも応じない。片付けようとすると怒る。言っても聞かない。困ったものだなあと思いつつ、そのままにしていた。
 
昨夜は、トランプの神経衰弱やら、ダンボールの工作で遊んでから、次に何かやろうというので、あかりの動画を見せた。しばらく自分の姿を見て笑っていた。
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突然、その動画を見て、「あかりちゃんの部屋が汚すぎる」と言い出した。
 
「いますぐ片付ける」という。「もう夜だし、明日にしよう」。「だめ、明日はない。いまからじゃないと」と言って聞かない。それで、おとうちゃんもエンジンがかかり、じゃんじゃんと片付けだした。
 
突然、発火して電光石火のように動き出すのは、親子でよく似ている。やるときは一気。そして、気が変わりやすい。
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ほんとうは、順次に少しずつ、一刹那ごとに、整理して、汚れを落とすべきなんだけど、それができない。
 
ブッダの言葉「聡明な人は順次に少しずつ、一刹那ごとに、おのが汚れを除くべし、――鍛冶工が銀の汚れを除くように。」(ダンマ・パダ)