過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

毎日、トレーニングを楽しんでいけたらいいな

幼稚園で面白くないことがあったようで、あかりはぷんすか怒ったばかりいた。八つ当たりしていた。
あかりは、同級生の中でも、身長も身体能力も空気を読む力も劣っているようだ。それで、どうもバカにされたみたいだ。
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まあ、それはそれで発奮するいい材料になるわけだ。
──そうだ、走ろう。走り続けたら、強くなるよ。負けないよ。運動神経よくなるよ。
施設の廊下を走ろう。片道25メーターある。これを100本やろう!
「うん。やる」
お父ちゃんは、自分のトレーニングも兼ねて、一緒に走り続けた。10回やったらすこし休憩。
なんと、ちゃんとやり続けた。累計2500メートルも走ったことになる。びっくり。
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それでもまだ、エネルギーが余っている。じゃあ、こんどは新聞紙を固く丸めて、剣道ごっこだ。
えいーー、やーーー、はいーー、とぉーーー。
叫び声、気合とともに打ち込んでいく。思いきり叫ぶのだ。
これを30分は続けた。
これは、お父ちゃんも楽しめた。
特に、思いきりハラから声を出すのがいい。気力充実となる。
──よおし、これ、毎日やろう。いいね。毎日100本走って、剣道だよ。いいね。
「うん、いいね、いいね。やるよ」。
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こうして毎日、トレーニングを楽しんでいけたらいいな。
しかしまあ、目標は、まずは3日坊主。それが続いたら5日間、7日間。そして10日間。
子育ては、日々の修行みたいなもの。無雑、無心、無限(無間)の精進行、と。