過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

無縁坂

施設でリードする歌は、毎日20曲くらい。大きくA2サイズに印刷してダンボールに貼り付ける。そして、縁にパンフレットや広告の一部を貼ると締まった感じになる。歌詞は120曲くらいになった。
さだまさしの「無縁坂」の歌詞を作った。こういう作業は楽しい。伴奏は、2弦の開放弦だけで、カバーできてしまう。
この歌は昔から好きでよく歌っていた。いまうたっていておもいだした。
もう40年近くも前のこと。軽井沢で、「歴程」という詩人の会の主催する合宿があった。草野心平さんがつくった会で、錚々たる詩人が集まっていた。
夕食後、みんなで雑談会。「若い人はなにか歌え」と言われて、「無縁坂」を歌った。詩人の吉原幸子さんが、「母がまだ、というところを聞いたら、もうホロリときちゃったわ」とつぶやいたのだった。

f:id:ichirindo:20201016212324j:plain