過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

配食サービスと訪問介護

配食サービス。
 
利用者のMさん(86歳)。ひとり暮らしで、せっせと料理もする方だが、圧迫骨折で台所に立つのもしんどい。それで、配食サービスを週に2回頼んでいる。ご飯とおかずと味噌汁がついて300円。実際は500円だが、200円は介護保険の補助が出る。一人だけの料理は、高齢になるとたいへんだ。買い物、調理、片付け。食材の無駄も多い。栄養バランスもよくない。火を扱うので、とてもあぶない。
 
高齢者のための配食サービスのニーズは、大いにある。社協などと連携して行う。しかし、こうした山里だと、はるばる配達して、利益が出るのかどうか。
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訪問介護によるサービスで、料理を頼んでいる人もいる。こちらも、介護保険の範囲内。
 
他人が来て台所をやるというと、気を使う。そのために、きれいに片付けたり、食材もわざわざ揃えたり。かえって負担になっている人もいる。
 
感じのいい、気が休まる人だといいが、そのあたり、相性もある。長年、来てくれている人なら、心安いのだろうけど。
 
配食サービスと訪問介護の組み合わせ、というビジネスもありかと思う。しかし、山里ではたぶんきびしいかな。