過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

祈ってやったんからカネよこせ

インドに行くと、頼みもしないのに、勝手にサービスしてきて、「おまえのためにやってやったんだ」とお金を要求されることがある。
汚い店で食事している。突然、じいさまがやってくる。サドゥという修行僧みたいなじいさま。やにわに祈りを始める。
なにかいやだなあ。きっと、つぎになにかあるぞと思って食事している。お経が終わると「カネよこせ」ときた。やはり。
「どうしてだ」というと、「お前のために祈ってやったのだ。だから、お礼するのは当然だ」という。
観光地にいくと、男が隣にやってきて説明しだす。うるさいな。でも、「うんと」頷く。「説明してやったからカネよこせ」と迫ってくる。「頼んでないぞ」と言うと、「お前は頷いたじゃないか」と言う。
逃げても追っかけてくる。しつこい。あきらめてくれない。そのあたり、おもしろいやら、疲れるやら。
むかしのインドの旅をイラストにしながら連載してみようかな。

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