過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「ニーズ調査」を踏まえて再検討するんだという

安倍政権が介護施設や保育園に布マスク8,000万枚を配布するという。もはや時を失っていて、誰も要らない。でも、「もう依頼済みだから配布する」と。
ところが、批判が相次ぐや予定していた介護施設などへのマスク追加配布を断念。
「ニーズ調査」を踏まえて再検討するんだという。
その「ニーズ調査」というのが、また医療機関に負担を強いることになりそう。行政からあれやこれやと表を提出しろと依頼される。介護保険の許認可の世界にあるので、断れるはずもない。
行政書類は、いつも碁盤の目でつくったエクセルの書類。これを自治体が集計して、そしてまた県が集計して、国が集計して……ということをやるわけだ。こういうことに、エネルギーと時間をついやされる。
また、アルコールやマスクを配布するといっても、「取りに来い」という通達であった。こちらには、片道1時間半、往復3時間もかけて取りに行く時間と人員がない。そんなことに文句を言う立場にもない。弱いからね。
東京都は、保健所からの手書きFAXを手計算で集計して、3日かかるんだという。最貧国のITレベル。10年以上の前だが、厚労省は、大切なデータはフロッピーディスクで保管していた。フロッピーディスク!昭和50年代の話かと思う
よ。

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