過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

いつも花を見つけてくる

利用者さんの送迎の途中、山道で花をみつけては摘んでくる。施設に飾る。花は絶えることはない。利用者さんも喜んでくださる。
デイサービスの事業をすることになって、山道の花を見つけることが喜びとなった。それまでは、花が咲いていても、とくに深い関心は示さなかった。花は風景に埋没していた。
しかしいまは、花、花という目でいつも見ているので、かならず山道で花を見つけてくる。
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いまの季節、春と比べると山野草の花は少ない。ヒオウギヤブカンゾウギボウシヤマユリくらい。尾瀬のようなところなら、すてきな高山植物がたくさんあるだろうけど。
昨日は、崖の下に大きなヤマユリがあったので、それをとってきた。踏み外すと、あやうく崖下に落ちるようなところだった。むかし霊能者に、「あなたの過去世は、花の絵を描こうとして、崖から落ちて死んだんだ」と言われたことがあったっけ。
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ご近所のおばさま(90歳)から、庭にあった百日草とハトムギをもらってきた。ヒマワリもあげるよと言われたので、スコップで移植した。
山野草をすこしずつ掘っては、施設の庭に移植していこうかな。父がよく山に出かけては、ツツジやらホソバやら、いろいろな樹木を移植していたのを思い出した。
ハーブ園にもしたいと思って、バジルなどハーブを苗をたくさん植えたのだが、雨続きで根腐れしてみんなだめになってしまった。
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サラリーマン時代は、毎日、昼休みに花を描いていたことがあった。日本橋の本社だったので、あたりにはまったく花はない。会社の受付から花を借りては描いた。描くと、花の構造がよく分かる。色合いもしっかり記憶される。
また、気が向いたら花の絵を描くことにしよう。「一日一絵」だ。