過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

エアバッグのリコール車種 ユーザー車検

待ち時間が長くても、その時間を利用して、からだほぐしを楽しんでいると、いいこともある。健康になる。イライラしない。人にきつくあたらない。
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先週、車検コースは完了して合格した。しかし、タカタのエアバッグのリコール車種なので、「交換作業の証明がないと車検は通せない」といわれた。
ディーラーに行くと、「部品の取り寄せになるので、一週間後」という。それで、今日、出かけてきた。
ところが、出かける時にグズグズして、予定よりも一時間オーバー。エアバッグの交換をしてもらうと、4時過ぎになってしまう。もはや車検の事務は受け付けてもらえない。
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ディーラーに、「時間がないので着手した時点で完了証明書を発行してもらえないか」というと、「コンプライアンス法令遵守)のため、できません」と一蹴された。
じゃあ、と陸運局に行った。「交換の作業は16時半になりそうなので、なんとか受付時間を伸ばしてもらえないか」というと、「だめです」と一蹴された。そりゃそうだ。
ま、仕方がない。また来週くるか。往復2時間余の運転だけど。
──まてよ、きょう車検が切れる日だ。それは困る。なんとかならかないかなあ。なんともならないな。
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あきらめて、ま、それもいいことがあるだろうと、ディーラーの机で、のんびりと瞑想とハタ・ヨーガをすること一時間余。
やがて作業は完了。だが、もはや陸運局の受付時間は過ぎている。
ディーラーがこう言う。「交換しましたが、これは車検の要件じゃない(対象機種ではない)ので、証明書は出せません」。しかし、陸運局では、エアバッグ交換が条件と言われているのだ。
「じゃあ、その経緯を一筆書いてください」というと、「いや書けません」と言う。じゃあ、とぼくが書いた。そして、担当者名と連絡先をサインしてもらう。
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それを陸運局に持参して、「こんなわけで証明書は発行しないと言われました。そもそも対象機種じゃないということなら、陸運局の責任と思います。いま車検を交付してください」と、ちょっと攻めてみた。
すると、受付時間はとおに過ぎていたが、局の人はあちこち電話して、30分余。こちらはヨーガと肩甲骨剥がしのストレッチして、時間を過ごす。からだをのばしたり縮めたり、何時間でも楽しめるようになってきている。
やがて、「いろいろはっきりしないことがありますが、ともあれ車検は交付します。また、ディーラーとやり取りすると思いますので」ということで、なんとか交付してもらったのだった。