過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

空にはぽっかり月が出ている

 
デイの一日が終わるときは、みんなでよくこの歌を歌う。
-----------------
「夕焼小焼」
村雨紅作詞・草川信作曲
夕焼小焼(ゆうやけこやけ)で 日が暮れて
山のお寺の 鐘(かね)がなる
お手々つないで 皆(みな)かえろ
烏(からす)と一緒に 帰りましょう
子供が帰った 後からは
円(まる)い大きな お月さま
小鳥が夢)を 見る頃は
空にはきらきら 金の星
----------------------
先日、亡くなった板橋興宗禅師のお話から。
好きな言葉は、「閒」(かん)という字だ。
「閒という字は、門と門の間に月がぽっかり出ているという意味だ。
お百姓さんが肥だめ担いで、カラスとともに帰る
─ああ、きょうの仕事が終わった。
ひと休みしていると、空にはぽっかり月が出ている。
それを眺めている。
それで幸せ。これが幸せ。