過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

日本の原風景を蘇らせたい。ここをビオトープにしたい。

「春の小川はさらさらゆくよ」。日本の原風景を蘇らせたい。ここをビオトープにしたい。地元のOさんから提案があった。
広さは1,000平米。20年以上の耕作放棄地。地主からの許可ももらっている。そばには沢からの清流を引き込んだ農業用水がある。
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イデアが浮かんだ。ビオトープと無農薬田んぼの半分ずつ。隣地には20人くらいが気楽に集まれるオープンテラス。タープか屋根付き。
田んぼでは、うるち米古代米。ビオトーブでは、マコモダケ、クレソン、ワサビなども栽培する。
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もちろん収穫はあったほうがいい。でも、それを最大目的にしない。集落の人たちの「憩いの場」づくりが主眼だ。自然農法の作業をみんなでできたら、とてもよい交流の機会となる。幼稚園も小中学校も、歩いてこられる距離にあるし。
オープンテラスでは、のんびり昼寝、おしゃべりの場。食事会、親子の遊び場、野外コンサート、まちなかと地元の人の交流の場。そうなればおもしろい。また、隣のOさんの広大な家では、何人か宿泊できるというのもすばらしい。
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新しいことに目が行くのは、ぼくのいつもの傾向で、「またまた、池谷が余計なことを。どうせ長続きしやしない」と言われそう。
ましかし、ビオトープ+無農薬田んぼは、ずっと考えていたこと。無農薬田んぼは4年間やった経験あり(3,000平米)。水質、土地の賃借、地元の理解、耕したり収穫の機械、なによりマンパワーなどいろいろ課題はある。ま、そのあたりは大丈夫そう。
また、田んぼは近くでないと続かない。毎日の水の管理と草取りが必要。ここは、わが家からも施設からも歩いて行ける。「散歩のついでに寄れる」というのがありがたい。うれしい。あかりも参加できる。
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地元の人がやってみたいということが大きい。移住者やよそ者が主導でやるわけではない。そこが今回の強み。ほくはそのきっかけづくり。あとは、地元の皆さんで。
ダメでもともと。夢はあるけれども大した期待もない。やってみたら、おもしろかろうと。Oさんのノリもいい。そのあたりが、気楽だ。
企画と予算と実現のための段取りを練っているところ。

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