過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

つがいのアマガエルがいた

睡蓮を育てる鉢に水を入れておいた。するともう、つがいのアマガエルがいた。オスがメスの背中に乗っている。オスは振り落とされないよう、太い前足でしっかりメスに抱きついている。
やがて産卵して、オタマジャクシがたくさん出てくることだろう。卵を別の水槽に移して観察してみようかな。やがて手が出る足が出る。
いまの季節、カエルの合唱がすごい。夜になると、「キョッキョッキョッキョ」「ゲコゲコゲコ」と、高い声で響き渡る。繁殖期なので、オスがメスを呼ぶために鳴いているのだ。
カエルは、冬は地中に潜ってじっと冬眠している。3月から4月、暖かくなってくると冬眠から目覚める。 そしていま、子孫をのこすために、精一杯、生きている感じだ。
過疎地の山里では、除草剤や農薬のために、生物多様性も減ってきている。かつていたメダカや、フナ、ザリガニ、タニシなどは、ほとんど見られない。スズメもほとんどいない。目立って元気なのは、カラスとカエルくらいか(よく観察すれば、たくさんの生物がいるんだけれど)。

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