過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

最悪の事態を予測しないボジティブだけの生き方こそ脆弱

否定的なことを書くと、ネガティブな現実がやってくるからやめろ、ボジティブに生きろという人がいる。しかし、予測しうる最悪の事態を常に考えていくことが大切。リアリティ予測があってこそ、ボジティブな生き方ができるのだ。最悪の事態を予測しないボジティブだけの生き方こそ脆弱。ということで、最悪のシナリオを整理してみた。
①「感染は拡大」
感染がどんどん拡大。この山里にもやってくる。時間の問題。
当然、うちの施設は閉鎖。事業の継続は困難。固定費どうする。家賃どうする。わからない。しかし、やってくる現実そのもの。
②「死ぬ」
親しい人が感染して、死ぬかもしれない。家族が、娘が、そして自分が。愛する人を失う悲しさ、慟哭が訪れる。自分が死ぬという現実も当然起こりうる。「死」そのものは、こわくないのかもしれない。それは無限の解放かもしれない。しかし、すんなり死に至るわけではないからね。死に至るまでの苦しみは、つらい。それがいやだ。
③「飢餓と死」
経済の大停滞。空前の不況。みんな仕事がなくなる。倒産する。食っていけない。そして、食料そのものが不足する。枯渇する。戦後の飢餓の時代が再来する。
④「地震も風害も原発も」
感染の上に、地震、風水害がやってくる。首都圏直撃。東南海大地震津波浜岡原発が爆発。放射能の流出。避難先もない。
⑤「難民がやってくる」
北朝鮮で感染爆発。そして内乱。金王朝が崩壊。コロナの感染した難民が、韓国、日本にやってくる。難民を追い返すことができない。受け入れたら、感染拡大、食料もない。