過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

山里でも、いま起きている世界を知る手がかり、足がかり

こんな山里にあっても、いま起きている世界を知る手がかり、足がかりはある。ということで、事実の記録として発信。
 
①「テレワークが起きている」。
利用者さんを家まで送ると、都会に暮らしているはずの息子が出てきた。「あれれ、どうしているの?」「会社がテレワークで、会社に来るなということで、実家で仕事しています」。テレワークが可能な会社、可能な職種は出社しない世界が出てきている。
 
②「昨年、コロナに感染した」。
きれいな野草が咲いている家で、花をもらう。ついでに、利用者さんとみんなでみるために、韓国ドラマのDVDも借りた。
その方が言うには「昨年、コロナに感染した」と。──そうか、いま流行しているのは、新型コロナウィルスで、過去には旧型のコロナウィルスが流行していたということか。その方が言うには、「感染したときには、まったく味覚がなくなった。そして、ものすごく咳が続いて一週間。死ぬかと思った」と。
こんなふうに、いまの新型コロナも感染して、死ぬような思いをして、そして完治して、免疫を獲得していくしかないのかもしれない。
 
③「医療崩壊の動き」。
スクールをひらいている友人に会ったので、「どうしてる?」と聞くと。「いまのこういう状況では、人を集めることはできなくなりました」という。
「それよりも、東京にいる妻が勤務している病院で、コロナ感染者が出たんですよ」と。「うわっ、それはたいへん。医療崩壊が起きているね。東京の江古田病院では、一日に90名の感染者とか」。「その病院の近くの病院なんですよ」という話。
 
④「外国人の雇用と住まい」。
よく移住相談を受ける。毎月数名からの問い合わせあり。きょうきたのは、人材派遣会社の二人。
ベトナムの青年が春野町のある会社に勤務が決まったのだけけれど、住まいがない。それでさがしている、ということだ。
行政に相談しても、前年度の課税証明とか所得の証明が必要とか、市営住宅の公募はいつからで、それにはこういう条件が、と。ものすごく時間と手間がかかってすすまない。それはそうだ。
まあぼくは、縁があれば動くということなので、ではと、いきなり数件の空き家を案内。こことここがいい、と2つの候補があった。明日また、フォロー。