2020-04-02 この世とお別れするかもしれないという心で歌うと デイサービス 死 「死ぬのが怖くて、〈今日でお別れ〉を何度も聞いている」。 ───亡き友のFacebookのタイムラインに書かれてあった。 〈今日でお別れ〉は、作詞:なかにし礼 作曲:宇井あきら 歌:菅原洋一。歌は、菅原洋一よりも水原弘のほうが心に響いていたようだ。 その方とは、おもにFacebookのやりとりであったが、本を買っていただいたり、電話でやり取りしたこともあった。 生前、血圧もよく下がって目眩がするとか、低血糖でよく倒れたとか書いていた。そろそろあぶないなあと思っていたところだった。 〈今日でお別れ〉は、男女の別れの歌なのだが、この世とお別れするかもしれないという心で歌うと、すごみがあるなあ。 デイの施設で、毎日10曲くらい歌をリードしている。戦前・戦後の歌謡曲、童謡と唱歌など。きょうは、「鈴懸の道」「大阪ラプソディ」「喜びも悲しみも幾歳月」「ゆりかごの歌」など。 たんなる歌謡曲や唱歌であっても、深いところから共感できると、人生の深みに触れるものがあると感じた。