過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「死ぬに死ねない」という現実

「死ぬに死ねない」という現実。コロナウィルス(COVID-19)によって死亡した場合のリスクと最悪シナリオ。
 
感染して肺炎にかかるのは怖い。医療が対応できず、死んでいくのは怖い。死んだとして、わが遺体が怖がられる。
 
①死因:ウィルスに感染して亡くなったとき、死因の検査はされないのではないか。「普通の肺炎」として処理されるのではないか。
 
②致死率:検査されずに処理。感染の「致死率」は、数字的には低く抑えられていく。
 
③葬儀:ウィルスによる死者の「葬儀」は、遺族、僧侶、葬祭業者、参列者にとって、きわめて感染リスクが大きい。
 
④感染リスク:「空気感染」「媒介物による感染」リスクがある。ウィルスは、空気中では3時間、プラスチックなどの表面には3日間ほど滞留する。
 
⑤火葬場が足りない:首都圏は「火葬場」が極めて少ない。通常の遺体は1〜2週間も待たされる。その間は、家には安置できない。「遺体を保管するホテル」に預けられる。
 
⑥遺体の安置:ウィルス由来による遺体と、通常の遺体と区別がつかない。「1〜2週間の保存」ということになると、感染リスクはますます高まる。
 
⑦緊急火葬:肺炎で亡くなった場合、「ウィルス感染かもしれない」わけだから、万一を考えて、防御袋に詰めて、緊急に火葬する必要が出てくる。
 
⑧24時間以内の火葬:これまでは、死亡診断書から24時間以内の火葬は禁止。医師の死亡診断書から24時間以内でも火葬ができるようになった。感染リスクを抑えるために、緊急に火葬する必要がある。しかし、火葬場の対応は可能かどうか。
 
⑨非常時の火葬:そうなると、山中にまとめて埋めてしまう。あるいは、まとめて火炎放射器で焼いて灰にするようなことになるのかもしれない。