いつもの、ぬくぬく散歩コース。リヤカーに湯たんぽを入れたシュラフを積んで、そのなかにすっぽり。お父ちゃんは、びゅーびゅーと風に吹かれ、重たいリヤカーを引く。
ごとんごとんと揺られて、いつも帰る頃には寝てしまう。そうなると、起こす時に、ものすごく機嫌が悪くなって泣き出すという毎回のパターン。
夕方、クルマがパンク。JAFに来てもらう。なんと3台も問題発生。1台はタイヤの亀裂。1台は釘を踏んづけた。1台は、岩にあたったらしくパンク寸前。
JAFは、夜中でも山の中でも悪路でも駆けつけてくれる。たいへんな仕事とおもうけれど、機械が好きな人には面白そうだ。問題発生、問題解決、喜んでもらえる、達成感。キャリア・アップと。
あれやこれやで4時間近くの作業を、不満な顔ひとつ見せず、丁寧に誠実にこなすJAFのおじさん。あかりは、それを興味深く眺めていた。