過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「ともあれ一日体験してから」ということになった

きょうのデイ。
こないだ、友人が連れてきたKさん(91歳)は、ひとり暮らしの男性。薪を割ったりバイクで出かけたりもする。カラオケが大好き。
いま通っているデイは、「みんなで歌いましょう」「みんなでこうしましょう」……というので嫌でたまらない。で、うちの施設に来てみたら、自由で好き勝手なことができそうだと、気に入ってくれた。それで、こちらに施設を変更したいという。
その件で、ケアマネさんと打ち合わせ。施設は気楽そうに見えても、実際にはいろいろ決まりごともあるし、面倒なこともあと思う。なので、「ともあれ一日体験してから」ということになった。
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こちらの施設は定員が10名枠。いつも利用者さんは5〜7名。スタッフは4〜5名ということで、人件費倒れしてしまいそうだが、目は行き届く。
個別に、その人に寄り添って、いろいろなテーマで生活リハビリ、機能訓練が可能だ。
この方とは、一緒に散歩して、出会う人と立ち話。この人は、絵手紙に挑戦してもらう。この人は、写経。この人は、人生体験のお喋り、そして自分史までつくりあげる。この人は、骨折から機能回復と友だち作り……など。
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なにしろ、大手にはかなわないから、相手に深く寄り添うことでデイサービスの生き残りをかけることになる。
それに、自分は忙しいのはだめだ。のんびり、じっくり、人と深くお付き合いしていくのがいい。そこから、学びがたくさんあるわけだし。
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午後、「私達結婚します」と、Nさんがフィアンセを伴って訪ねてくれた。そうして、明日、スタッフ不足なので、サポートに入ってくれることにもなった。ありがたいこと。
こうして、スタッフの人材も揃えておかなくちゃならない。