過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

合掌瞑想のすすめ

合掌瞑想のすすめ。合掌して丹田に気を集めて、息を吐くという呼吸・集中法を試している。両掌を強く押せば、アイソメタリック(動きを伴わない筋収縮運動)にもなる。

合掌して瞑目。しかし、無念無想とはいかない。合掌して、先祖を供養し感謝する。亡き両親、祖母。会ったことのない祖父、そして累々とつながる先祖の系譜。日に何度も先祖供養する

暮らしていけること。生活費のあること。住まいそのもの。土地に。人間関係に感謝していく。机に座ったまま、風呂でも、料理のとき、あかりと遊んでいるときでも、この合掌瞑想をときどき行う。

ぬくぬくと座ったままで、楽ちんすぎる。そうして、ラクな修行が大切。修行というと、精神の鍛錬。我慢してがんばるイメージだが、楽ちんが大切。自然とたのしく身につけ、習慣になって心身から離れない。それこそが修行の意味だ

瞑想や祈念というよりも、心を見つめる、あるいは存在への呼びかけ、心を育てるという意味でのBhavana(バーヴァナ:パーリ語)に近いかな。いつでも、どこでも、だれでもできる安楽行と思う。

citta -bhāvanā(チッタ・バーヴァナ)は、心を育てること。
mettā -bhāvanā(メッター・バーヴァナ)は、思いやりを育てること。
paññā -bhāvanāは(パンニャー・バーヴァナ)は、智慧を育てること。
samādhi -bhāvanā(サマーディ・バーヴァナ)は、集中力を育てること。