過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

マリファナ(大麻)、コカイン、アヘンの体験者から

テレビでは、沢尻エリカのニュースばかりやっている。デイサービスの施設で、たまにスイッチつけると、うんざりする。過渡に大騒ぎしすぎていると感じる。
彼女は、合成麻薬「MDMA」を所持していたとして麻薬取締法違反容疑で逮捕。LSD大麻、コカインも使用していたと供述。
そのようなクスリを使った場合、どうなるかという体験的な説明が少ない。ま、それを述べるとクスリの効果を宣伝してしまうことになりかねないわけで、「アブないクスリ」として一括りにされている。
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そのようなドラッグを、さんざん体験した友人がいる。
彼は、アメリカの曹洞宗サンフランシスコ禅センターで、ZENを指導してした。ときはちょうど、70年代のヒッピームーブメントの渦。当時のアメリカでは、マリファナやらLSDなど当たり前。不法でもなかった。
彼のもとには、宇宙飛行士やら大学教授、セラピストのグロフ、吉福伸逸、ミュージシャンの宮下真一なども通っていた。
彼のみならず、海外を放浪していた友人たちは、冒険心、好奇心が旺盛だから、いろいろ体験している。彼らから、ドラッグ体験はよく聞いた。
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彼らの体験したことによると、こんな感じ。
マリファナ大麻)は、吸っているとまことに平和で穏やかになる。光と音がすごい。特に音の細部に渡ってよくわかってくる。
タバコのほうが害悪が大きいと感じる。また、酒は荒れるしなんとも下品。品のない飲み物と感じた。
コカインはぎんぎんに元気になる。クビから上がスキッとする。
アヘンは、吸っていると起きられないので、寝ながら吸う。「死んだ人間の目」で世界を見られる。
LSDは、まったくのニューモーニング(新しい朝)が訪れる。効果は7~8時間。
いずれにしても過度に依存する人は、なにをしてもアブないという話。その意味では、酒など一番アブない。
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マリファナは、医療用大麻が海外では合法になりつつあるし、戦前の日本では合法であった。インドに行くと大麻は、日本のヨモギのように自生している。かつての日本もそうであった。
油や、繊維として織物にされ、食用としても、神道大麻としても使われていた。よく育つし日本の風土にあっている。
食料、燃料、医療用として活用できると思うのだ。とくにこうした山里での栽培には適している。
現在ではいろいろ、麻薬取締法の管轄にある問題だが、特区として栽培しているエリアもあるわけで、村おこしの農産物という観点からも、可能性の大いにある植物であろう。