過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

そこで、山本太郎と。

山本太郎の浜松駅前の街頭演説に接して、「さすが」と感銘した。そこで感じたこと。
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①あらかじめ用意した話を伝えるだけでは、人の心に響かない。いわゆる話が上手い人は、流暢に話はできるが、相手の心に響かない。

②そこに「自分」を持ち出していないからだ。自分を持ち出していないと、聞いている人も、自分がいない。話す人も聞いている人も、自分がいない。虚しく言葉だけが空中に浮遊していく。

③いまここに、自分の存在を持ち出してくると、聞いている人の心に伝わる。シナリオのない、突発的で否定的な事態に対して、そこに直面していく姿が、相手に響く。

④いまここで起きていることに、いかに対処できるか。自分のギリギリの存在を、そこに置けるかどうか。相手の心に打ち込んでいけるかどうか。エネルギーのいる、いわば危険なことである。
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⑤そのあたり、山本太郎は「さすが」と感じた。ひとつは、役者としての訓練・陶冶をしてきたこともあるだろう。しかし演技ではない。なにより本気、真剣だというところにある。

⑥先日の街頭演説には、そうしたやりとりが起きていた。稀有な政治家と感じた。彼がこれから日本の命運のひとつを鍵を握っていると感じた。

⑦彼の演説に直(じか)に接すれば、着実にファン層、ボランティアスタッフが増えていく。それは、間違いない。

⑧やがてはマスコミも取り上げ、お茶の間にも届く。そうなると「相転移」が起きて、政治の局面が一気に変わると期待している。
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⑨当然、試練は来る。マスコミのゴシップ探し、各方面からの圧力、嫌がらせ、テロまがいのことなど、懸念することはたくさんある。

⑩かつての民主党のように、大いに期待されながら、実際の政権運営となると、官僚たちも動かず。そうなると期待はずれ。人々はまた自民に回帰してしまうことも、大いにあり得る。
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⑪しかし、この安倍内閣のグダグダの体たらくは、やはりいかんだろう。司法も行政もマスコミもみんな忖度やら隠蔽ばかりしている。

なんとかしないと日本が潰れる。そういう危機意識がある。そこで、山本太郎と。