過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

おかあちゃんは、毎日、コマネズミのように働いています

あかりは、親のマネをして寝ながら本を読んでいる。「IT全史」と「本人訴訟」の本を取り出して、読み出した。もちろん内容などわかるはずもない。

頁をめくりながら、絵本のように物語をつむぎだす。

──おかあちゃんは、毎日、コマネズミのように働いています。洗濯が終わったら、パソコンを打っています。
疲れたので、寝てしまいました。おーしまい。

という話だった。

「まるで、コマネズミのように働いているわ」とおかあちゃんが言うので、おとうちゃんは、コマネズミの絵を描いた。

あかりはその絵を見て、「ちがうよ。おかあちゃんは、猫を可愛がる人生なの」といって、描き出した。

かあちゃんは、「猫をかわいがって、あかりをかわいがって、のんびりした人生にしたいわあ」と言っていた。うむむ……。かなり難しいことだなあ。

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