過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

具合が悪くなると、「廃棄」「改ざん」「隠蔽」

具合が悪くなると、「廃棄」「改ざん」「隠蔽」の得意な安倍政権。それで「なかったことにしよう」というわけだ。

これまで、森友問題では公文書改竄を担当した近財職員は、責任を負わされ自殺。今回も、その懸念はある。役人を辞めたって、どんな世界でも行きていけるので、大いに公開してもらいたい。
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桜を見る会」は、本来は国に功績のあった方を呼ぶのが趣旨。それを大きく逸脱し、自らの後援会を数百人規模を招待し、無料で飲食、大盤振る舞い。

公選法」「政治資金規正法」の違反。さらには、税金の目的外使用ということで、高額な供応の「買収」にも抵触するか。

しかもだ。入れ墨の暴力団関係者、キャバクラ嬢イカサマ賭博を行う『ゴト師』も招待されているという事実。すべてツーショット写真がネットに掲載されているので、見つけるのが、おもしろい。
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さて、内閣府は「桜を見る会」の参加者名簿は、「文書、電子媒体、いずれも廃棄した」と言う。いつもの定番の道だ。

総務省の規則では栄転表彰に関する事項で10年の保管が義務付けられている。内閣府では一年という。今年の「桜を見る会」は、まだ一年経っていない。廃棄したというのは、内規違反である。

共産党の議員が資料請求したことにより、慌てて焼却したように思われる。でも、きっとどこかに保管されている。いずれ、出てくるのは間違いない。
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都合が悪いと「廃棄」するのは、為政者の常だ。敗戦になると、自らの責任逃れのために、公文書を焼却した。東京は毎日のように、書類を焼却する煙がもうもうと立ちのぼった。全国でも同様のことが。

内閣府だけではない。三権分立の「司法」も問題だ。憲法判断の資料が大量に廃棄されているのだ。

憲法裁判記録の、「134件中117件」廃棄されたという。9割方だ。

行政や司法記録は、後に国民や行政自身がその時の判断を考える唯一の記録で極めて大切なもの。

「健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源として、主権者である国民が主体的に利用し得るもの」(2011年4月に施行:公文書管理法)である。
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福島の放射能汚染土も、やがて海などに「廃棄」することになるのだろう。「捨ててしまえば、なかったことになる」。まあ、それはそれそうかもしれないが。日本の政治の現実。

https://twitter.com/i/status/1194933304312492033