過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

いっぴきは、ずっと死んでいました。

きょうのあかり。
本棚から「わかりやすい税金」という本を取り出してきて、ページをめくりだした。

──そんなむずかしい本を読むの?

「そう。いまから、よんであげるね」

──たのしみだなあ。

「むかしむかし、あるところに、4ひきのウシさんがいました。いっぴきは、ずっと死んでいました」

──むむ。ずっと死んでいたの?可愛そうだね。

「そうだね。おーしまい」