世にいろいろな仕事があるが、やってみないとわからない。
大手のサラリーマン時代は、サラリーマン以外の仕事というのは、考えられなかった。
37のとき、会社をやめて、フリーランス(編集と執筆)になった。安定はないが、自由と創造性があった。上からの評価を気にするサラリーマンというのは、たいへんだったなあと改めて気づいた。
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9年前、田舎に移住して、田んぼや大豆などもやってみた。広さは3千〜5千平米もあった。仲間と力を合わせて、育てていくのは楽しかった。あたらしい学びと発見がたくさん。
しかし、数年やってみると、体力つづかず。機械のメンテにお金がかかりすぎ。販売も手間がかかる。これはたいへん、そして自分には無理とわかった。
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山里に暮らすと地域課題がよく分かる。そこで、市の委託事業、民間の助成金でいろいろ企画した。講演、講座、コンサート、ツアー、イベントをたくさん手がけた。この8年で、30本くらいやってきた。創意工夫が発揮できて楽しかった。
だが、助成金、補助金というのは、それが打ち切られると事業の継続は難しい。事務処理、企画書作成、プレゼンは上達した。しかし、自立のための事業につなげられるか。というと、とても難しい。
そもそも、事業運営できるものに、助成金は出ない。対象は、公共の福祉、地域課題の解決というところだ。行政の手が出ないところに助成金が出るわけだ。
当然、利益などでない。しかも、やっているとき、どうしてもお客を見ずに上(行政)への報告が主体となりやすい。
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というわけで、今回は、老人医療、老人福祉、介護という世界で事業をすることになった。これはまったく新しい挑戦。難度の高い問題は数々ある。ちゃんと利益が出るようにいかに継続していくか、そこを日々考えつづけることになる。