過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

こわいおおかみになってあらわれるゲー

あかりとのやりとり。

姿を消して、こわいおおかみになってあらわれるゲーム。
─おおかみだぞー。くってやるー!
「こわーい」


そしてまた、隠れてあらわれる。
─おおかみだぞー。くってやるー!
「こわーい」。
─ガオー!
「こわーい」。

これを繰り返す。
「もいかーい」もいっかーい」とせがまれる。
さんざん脅かして、喜んでもらえたと思うと、「ごめんなさいは?」と言われた。
おどかしてこわがらせたから、謝れというのだ。
─ごめんなさい。

でも、おもしろいらしくて、「なんどもガオーやって」と頼まれる。
その都度「ごめんなさいは?」。


─ごめんなさい」。
「またやって」
─おおかみだぞー!
「こわーい。ごめんなさいは?」
─ごめんなさい」。
「もいっかい」
─ガオー!
以後、繰り返し。