過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

ハラール食品加工のために、過疎の山奥の村人とインドネシア人の家族7名との交流会

ハラール食品加工所のために、過疎の山奥の村人とインドネシア人の家族7名の交流会を企画している(沖縄の長男は、ネットで参加)。うまくいけば、若い力が山里に移住してくる。
BS放送、朝日、静岡新聞が取材してくれることとなっている。事前に、ZOOMでやりとりはしている。
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で、土壇場で一つ問題が発生。「家賃」交渉だ。
なにしろ、「急ぎたい。2月からスタート」というので、1か月余で流れをつくった(杉山さん:山暮らし倶楽部の力があってのことだ)。ぼくは、沖縄にいる友人のインドネシア人の長男とやり取り、そして彼は浜松にいる両親とやり取り。そして、杉山さんとやりとり。杉山さんは集落とやりとり。集落の代表は、全世帯とやりとり。村人との合意がもっとも大切である。そうして、全員の合意を得るためには時間がかかる。
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たくさんの人たちの思いを、まとめあげていく作業だ。しかし、「同床異夢」ということが必ずある。そこで、具体的な契約書は僕が作成。無償でやっている。

契約書をつくると、具体的な姿、問題点が見えてくる。家賃は、保険は、浄化槽の点検費用は。そして、加工所の所有者はだれか、その規約は。貸してくれる主体はどこか、代表は誰か。住所は、敷地の図面は。什器備品は。借りるインドネシア人は、なんという屋号なのか。契約期間はいつからいつまで。

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すでにマスコミも興味を持っているので、はるばる東京からもやってくる。食事会もセットしている。ということで、昨夜は、大急ぎで無理して、最終契約をまとめ上げて双方が合意した。
ということで、あさっての3月2日の12時からインドネシア料理を食べながら、村人とインドネシア家族の交流会である。
そのために会場の設定から食事の用意から(杉山さん)、マスコミとの交渉からいろいろある。
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こうした具体論・現実論にいろいろな障害があり、試練があり、活力があり、集中力がある。
しかし、コミュニケーションで乗り切れない課題はない。そう思っている。コミュニケーションが途絶えたり、隠しごと、嘘があると、うまくいかないが。
ともあれ、それらを乗り越えていけば、実績となり、自信となり次の展望につながっていく。
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悩みどころは、こういった事は、単なる収益ではやれないということ。いまは、ほとんどがまったくの無償。というか、赤字。
そして定型的な仕事ではない。この先に何が起きるか分からない。前例がない。どのように展開するか見えない。つねに新しい試練、新しい事態、刻々と人の心も変化する、そういった荒波の中での船出をしているわけだ。まあ、それが楽しいと思えればいいのだが。つねに薄氷を踏む思いの日々。