子どもは「いたずら」が大好きだ。ひそかに、だれにも見つからないで、自分だけの世界を楽しむ。でも、やはり見つかってほしいのだ。
あ!こんなことして!だれ?というと、びっくりして逃げ出す。それがまた大喜びになる。
お父ちゃんの引き出しからいろんなものを出してきて、あちこちに散乱させたりする。いろろい困ることも出てくる。風呂場に財布が散乱したり、鍵が冷蔵庫の中から出てきたり、廊下にクリームが落ちていたりする。
こんなことしたのだれ?。きっと、あかりちゃんでしょう。
そう言った。
すると、「いま、おいしいもの作ってるから、おとうちゃん、あっち行って」と言って台所から追い出された。
まあ、親としては、そういう仕草が可愛い。我が子は可愛い。その一点に尽きる。
そのうちきちんと「しつけ」をする時期が来るのだろうが、いまはひたすら可愛がるということである。
ちなみに、インド哲学では、この宇宙を創生した神々の目的は、リーラ(あそび、ゆらぎ)であるということだ。