過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

光があれば影がある。影との和解に学びがある

光があれば影がある。影との和解に学びがある。
こないだ落札した400坪の物件。第一の目的は、物置として使うことだ。そこには、50坪くらいの倉庫が二つ、コンテナが10個、貨車が3両ある。しかも、うちの事務所から徒歩5分。桜並木と清流の気田川のそば。
しかし、ゴミと残置物(ざんちぶつ)が膨大にある。えらいこっちゃ。ゆっくりとその処分をしていくことになる。
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光があれば影がある。影との和解に学びがある。
こないだ落札した400坪の物件。第一の目的は、物置として使うことだ。そこには、50坪くらいの倉庫が二つ、コンテナが10個、貨車が3両ある。しかも、うちの事務所から徒歩5分。桜並木と清流の気田川のそば。
しかし、ゴミと残置物(ざんちぶつ)が膨大にある。えらいこっちゃ。ゆっくりとその処分をしていくことになる。
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落札した物件の隣地にある26坪の事務所は、地域の寄り合いの場として使わせてもらいたい。隣地に元あった小さな田んぼもよみがえらせて、幼稚園児や地域のお年寄りが田植えから稲刈りをする。地域の寄り合いの場になる。そういうビジョンはある。
だが、そのために課題は一つひとつクリアーしていくことになる。この三次元世界では、理想論や観念だけでは動かず。
まず、自己破産した人から、事務所とコンテナの鍵をもらうこと。
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そこで、その方の住所を探し出し、近所の人から情報を聞き出す。その方の敷地は、とっても見晴らしと日当たりがいい。広大な畑もある。独立王国のようの場だ。住みたくなる。だがここは、千葉県の不動産業者が落札したようだ。
その方はいつも不在だが、暮らしているようだ。そこで帰宅を待つ。
しかし、いきなり訪ねるのは、怖いな。なにしろ会社は倒産、自分の家屋敷も競売された。身内も自死されている。落札されたので、住むところはなくなる。そういう人に会いに行くわけだ。いろいろな人に平気で会いに行くぼくだけど、こういうケースは初めてだ。
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近くには「戒光院」という、全焼したお寺の跡地がある。由緒ある真言宗(もとは修験道)のお寺。9年前、寺の娘が石油をぶちまけて燃やしてしまった経緯がある。もったいないとかぎりなし。
その跡地には、焼け残った不動明王地蔵菩薩がおわす。不動経をよみ、お不動さんに向かって真言(ノウマク サンマンダ バサラダン センダンマカロシャダヤ ソハタヤ ウンタラタ カンマン)を唱える。
不動明王の眷属36童子(矜迦羅童子、制叱迦童子、不動恵童子、光網勝童子……の御名を唱えて、行経(きんひん)する。こんなことするのは、おそらくぼくしかいない。
地蔵さんの真言(オン・カカカビ・サンマエイソワカ)を唱えた。そして、帰宅時間を待つ。
……と、その方らしき軽自動車が通る。さて、これから会いに行くか。(続く)
落札した物件の隣地にある26坪の事務所は、地域の寄り合いの場として使わせてもらいたい。隣地に元あった小さな田んぼもよみがえらせて、幼稚園児や地域のお年寄りが田植えから稲刈りをする。地域の寄り合いの場になる。そういうビジョンはある。
だが、そのために課題は一つひとつクリアーしていくことになる。この三次元世界では、理想論や観念だけでは動かず。
まず、自己破産した人から、事務所とコンテナの鍵をもらうこと。
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そこで、その方の住所を探し出し、近所の人から情報を聞き出す。その方の敷地は、とっても見晴らしと日当たりがいい。広大な畑もある。独立王国のようの場だ。住みたくなる。だがここは、千葉県の不動産業者が落札したようだ。
その方はいつも不在だが、暮らしているようだ。そこで帰宅を待つ。
しかし、いきなり訪ねるのは、怖いな。なにしろ会社は倒産、自分の家屋敷も競売された。住むところは、なくなる。そういう人に会いに行くわけだ。いろいろな人に平気で会いに行くぼくだけど、こういうケースは初めてだ。
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近くには「戒光院」という、全焼したお寺の跡地がある。由緒ある真言宗(もとは修験道)のお寺。9年前、寺の娘が石油をぶちまけて燃やしてしまった経緯がある。もったいないとかぎりなし。
その跡地には、焼け残った不動明王地蔵菩薩がおわす。不動経をよみ、お不動さんに向かって真言(ノウマク サンマンダ バサラダン センダンマカロシャダヤ ソハタヤ ウンタラタ カンマン)を唱える。
不動明王の眷属36童子(矜迦羅童子、制叱迦童子、不動恵童子、光網勝童子……の御名を唱えて、行経(きんひん)する。こんなことするのは、おそらくぼくしかいない。
地蔵さんの真言(オン・カカカビ・サンマエイソワカ)を唱えた。そして、帰宅時間を待つ。
……と、その方らしき軽自動車が通る。さて、これから会いに行くか。(続く)
 

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