過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「自給自足の暮らし」について

自由に気楽に、田舎暮らしについて語る場として、「田舎暮らし雑談会」を定期的に開催している(主催:NPO法人楽舎)。会場は、浜松市中区の県居(あがたい)協働センターの和室など。駅からバスで8分と近い。

12月のテーマは。「自給自足の暮らし」について。
実際に、自給自足的な暮らしを体現している松尾俊一さん夫妻に講師を務めていただいた。

松尾さんは、スリランカで出家し、托鉢と瞑想の日々をおくる。日本では、山寺で留守番しながら農作業と瞑想。現在も、山里暮らしをして、まさに自給自足の生き方を送られている。

いかに無駄な出費を抑えるか、たいせつなのは心身の健康。その健康な暮らしを保つにはどうしたらいいか。そのような話をしてもらう。とくに田舎暮らしについては、健康でないと続かないから。

「自給自足的生活とは、実は「他給自足的生活」だ。天と地と人に恵まれたことによって、自分の方は自足する。

自足的な生活のキーポイントは、「あれも欲しい、これも欲しい」ではない。

「あれもいらない、これもいらない」なのである。でも、くださるものは有り難く頂戴する。そのとき必要のないもの、多すぎるものは、自分の周りで必要としている人に回す。自分は通過体、媒体に成ればいい。」(松尾俊一)

有機農法、そしてヴィーガン(絶対菜食主義)的な食のありようについても、語ったもらう。生き方そのものが、そうなっているので、その雰囲気のままに、染み入るように自然に伝わるお話であった。

また、能力開発の前田さんが、後から参加してくれたので、能力開発法、老化防止法について、いろいろな実践法を教えてくださり、大いに盛り上がった。

なお、11月は、田舎でのインターネットビジネスの立ち上げるには、空き家を解体して、その材木や廃材を活用してビジネスが可能か、子どもたちのフリースクールが可能か、とういう適当な場所があるか。そんな論議をして情報報と知恵を分かち合った。

また、来月にも開催の予定。今度は、松尾さんの奥様に、食についての体験から語ってもらおうと思う。いかに節約するか、無駄な費用を抑えるか、そのあたりの体験的なことも話してもらおうと思う。