過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

ひとり出版社が可能なわけだ

本を出したい人は多い。しかし、自費出版というのは、お金がかかる。何百万円もかかる。友人はS社から出すについて600万円。別の友人は、B社から200万円で出した。

しかし、売れるかというと、それは難しい。とても難しい。在庫を抱えて苦労する。まあ、自己満足という世界は大きいけれど。

そこでAmazonのオン・デマンド出版という道がある。初期費用は5千円以下で出せる。定価も自分で決められる。在庫をもつ必要はない。本を買いたい人はAmazonにオーダーすれば、その時点で印刷製本されて、24時間以内に届けられる。

Amazonはは、頁あたり2.5円の印刷製本の経費をとる。200ページの本なら、1冊あたり500円の印刷製本の経費だ。

ただし、個人ではAmazonと取引はできないので、専門の業者を介する。そこの販売手数料が40%程度とられる。ということで、著者に対する印税は、10〜17%くらいになるかと思う。あくまで、売れればという話だが。

ともあれ、初期費用は5千円で本が出せるのだ。そして、Amazonで販売してくれるわけだ。

ただし、本のかたちにするには、ワザはいる。カバーデザイン、目次、行間の設定、文字の大きさ、ルビ、画像の張り込みなど、素人にはちと難しい。まあ、体裁にこだわらなけばワードでも作れる。プロはinDesignというソフトを使う。

その他、紙の媒体にこだわらなければ、Kindleで販売するという方法もある。(Kindleについては、また別の機会にまとめたい)。そもあれ、ひとり出版社が可能なわけだ。

昨日、打ち合わせした著者の方は、まずはこのAmazonのオン・デマンド出版で本を出していく。そして、その本の内容を映像で配信していく。ぼくがインタビューして、語ってもらうというかたち。その流れの中から、本格的な出版社からの出版という流れを作ろうじゃないかということだ。