過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

ちゃんと坐ると得られるのは、心地よさ。じんわりと包み込まれる至福感。

ちゃんと坐ってみた。背筋を伸ばし、きちんと両足首を太ももの上に乗せるスタイル。最初の5分。けっこう長い。どうでもいい雑念ばかり。

さらに坐る。やがて、ひらめきが浮かんでくる。あ、これをブログに書こう。こういう企画はどうだ。あのひとに電話しよう。次々と起きてくるアイデア

そのまま放置していけばいい。いや、もったいない。メモしておけば、もう覚えておかなくていい。坐ることに徹することができる。しかし、それをやっていると、これはもう瞑想じゃなくなる。企画着想の作業みたいになる。

ということで、浮かんだ考えはほうっておく。「ほうっておけばいい。あとでまた必ず思い出すから、安心していい」と自分に言い聞かせる。

そして、ただただ呼吸にもどる。おなかの動きをみる。内側から観る、味わう、感じる。そうこうしていると、いつのまにか30分。ついには、1時間たってしまった。はやいものだ。

浮かんでくる考えは、ほうっておく。つねに呼吸に戻るだけ。で、ちゃんと坐ると得られるのは、心地よさ。じんわりと包み込まれる至福感。静かな喜び。心身の統一感。