考えがまとまったら「書く」という人がいるが、たぶんそれだとなかなか書かない。ついには書けない。
書くことで考えがまとまる。書くことで考えを深めていく。ぼくはそういうやり方だ。
といって、なにも浮かばなければ書けない。
メッセージ、ヒントが、ひらめきがいのち。それがやってきたら、即「書く」のがいい。
1行でも書いておけば、そこから展開していける。
「着手」すれば、かならず進む。進めばおもしろくなる。欲が出る。完了まてもっていける。そう思っている。
「自分史」を書こうとしたら、たとえば「履歴書」からでもいい。10行くらいをまず書く。いつ生まれて、どこで生まれて、両親は。そして、どこの小学校、中学校……そして、仕事は。
そして、ヒマな時、きょうは小学校の思い出を書くぞ……、きょうは新入社員時代のことを書くぞ、きょうは結婚したことを書くぞと、……と少しずつ広げていけばいい。
ただ、それだと長い編年体の自伝になるので、まったくおもしろくない。だれも読んではくれない。
人に読んでもらおうとすると、出だしは「客引き」が必要。竜頭蛇尾型というか、いきなりトップスピードでいく方式。
「突然、うつ病に罹った。毎日、死んだらどんなに楽になるだろう。そんなことばかり、毎日考えていた……」
……みたいな書き出しから、書くとか。「刑事コロンボ」のドラマがいきなり殺人現場から始まって、あれ?どうなっているんだ。そして、コロンボが普通出てきて、うちのカミさんが……みたいな展開だ。
ま、そんなアドバイスを友人にしたのだった。
毎日、書くとリズムがついて、楽に書くけるようになる。そのツールとしてはFacebookはとても有効だと思っている。
以上、自分のまとめのために書いた。