過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

東京」より「センスある地方」のほうが断然いい という話

これから住むなら「東京」より「センスある地方」のほうが断然いい―と、内田樹平田オリザ☓藻谷浩介の話。

平田オリザの劇団は、いま東京の駒場にあるが、兵庫県豊岡市に移転するという。豊岡市は、コウノトリで有名。

首長は県にコウノトリの郷公園を作らせて、周りの農家を説得して無農薬の田んぼを広げていった。冬でも田んぼの水を抜かないようにし、コンクリートで固めたあぜ道も全部壊して、生き物が通れるようにした。無農薬米も売れている。

豊岡市には、有名な城崎(きのさき)温泉がある。市民なら65歳以上は温泉が無料と聞いた。たしか5つくらい温泉がある。雪が降る地域だと思うが、温泉がたくさんあるのは魅力的。

この対談の続きで、岡山の奈義町の話も興味深い。なんと出生率が2.4という。

「議員さんを減らし、そのぶん子育てと教育支援をしっかりやろうと、すごく頑張っている。次世代に向けて投資をしよう、ということをいち早く始めたのが功を奏して、津山で働いてる若い夫婦が雪崩を打って奈義に住むようになったんです。車社会なので、30分圏内ならどこに住んでも同じなんで奈義を選ぶ人が多くて」と平田オリザは語っている。

http://bunshun.jp/articles/-/7671