過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

国会が始まると、官僚たちは事前質問に応じて、深夜まで答弁を書く

国会審議みていると、総理や大臣や答弁するのだが、官僚の作文を読みあげるだけという場合が多い。

かれらが詳細など、わかるはずがない。大臣たちのほとんどの答弁は官僚たちが書く。漢字が読めない大臣もいるのでルビも振られる。

官僚の作文をただ読み上げるのは、聞いていてもつまらない。いっそ官僚が答弁した方が、時間の節約と思う。けれども、なにしろ国会=立法府だから、政治家が主導していると見せなくちゃいけない。

答弁は、しっかりと記録に残るし、揚げ足とられれるのも困るので、無難に作文を見ながらの発言ということになる。

与党など、質問するほうも、最初から質問書、答弁書の擦り合わせ作業しているんだと思われる。

国会は、前日までに事前質問を提出する。予告しない質問をするのはルール違反ということになる。予告しないでいきなり質問されると、事務方があたふたして、無駄な時間がかかる。

ということで、国会が始まると、官僚たちは事前質問に応じて、深夜まで答弁を書く。あるいは寝泊まりで仕事する。特に若手は深夜まで働くことになる。通産省に勤めていた友人がいたが、丸イスを並べて仮眠しながら仕事していた。

その上司は、過労で亡くなったと聞いた。その葬儀委員長をつとめた方は、やはり深夜にタクシーで帰宅する時に、追突されて亡くなった。一か月の間に、上司が二人が亡くなったと聞いた。(これは30年近く前の話だけど)

まあ、それはそれで宮仕えたいへん。けれども、後半の人生は、天下りして、退職金などしっかりと。