インドのホーマ。火の儀式。ラマナ・マハリシのアシュラムにて。
仏教の護摩は、ホーマの音訳。炎の中に神々を招き、スヴァッハーと唱えて供物を捧げる。スヴァッハーは、「般若心経」の娑婆訶(そわか)である。娑婆訶は、スヴァッハーの音訳。
密教では阿闍梨のみが護摩を焚くが、本場のインドでは、こうしてみんなでまりを囲んで供物を捧げる。さらには、二重三重と囲んで、100人くらいで火の儀式を行うこともある。
かつてインドを旅した時、何度か火の儀式に参加させてもらった。これを上空から見ると、胎蔵界曼荼羅のように見える。胎蔵界曼荼羅は、この火の儀式に由来していると感じた。