過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

中学校の教科書を読んでみると、ぼくにはなんとも楽しい

ぱらぱらと教科書を見ていると、おそらく勉強って楽しくないだろうなと、みてとれる。テストもあるし、成績も評価されるし。

でも、歳とって、こうして中学校の教科書を読んでみると、ぼくにはなんとも楽しい。

きょうは、ちかくにある児童養護施設を訪ねた。18歳までの児童が26名、暮らしている。ちょうど二人の女子中学生が宿題をしていた。話しかけても、いやーという嫌われ反応じゃなかったので、どれどれと教科書を見せてもらったのだ。

中2の国語では、走れメロスや、向田邦子のエッセイなどがあった。テストとかあるから、おもろしくないので、そのまま教科書を読んでいれば、とってもいい文章ばかりだ。

それを、「ここは何を意味しているか」「作者の言いたいことは何か、選べ」みたいな問題があるので、途端につまらなくなるわけだ。

あのね、中学校の教科書ってすごくおもしろいんだよ。試験とかなければね。おじさんは、中学校の教科書を読むのが大好き。それで、中学校の教科書だけ、しっかりと学んだら、たいへんなレベルになるよ。そんな話をしたのだった。けれど、伝わったかどうか……。