過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

こんな山里にいても、なんとかこうして仕事ができる方法

人を雇わずに、好きな時間帯で共同作業という試みの一つ。Cloudをつかって遠隔地の友と共同作業。Skypeでテレビ電話しながら、リアルタイムでできる。そんなふうにして、仕事をしてきた。

たとえば、GoogleDocumentの活用だ。Google Driveでは、WordやExcelPowerPointなどが無料で使える。

Cloudだから、データが共有できる。リアルタイムで共同作業ができる。遠隔地の友と仕事ができる。複数で同時に仕事ができる。

メールでやり取りしていると、厄介だ。更新した新しいデータがどれか、わからなくなる。一所懸命に手直しした原稿が、じつは古いものだったり。どれが新しいものか、ワケがわからなくなったりする。

Cloudなら、たった一つのデータ。古いデータは上書きされている。つねにいちばん新しいのだから、あれどれだっけ? ということはない。

Googleのデータ貯蔵庫がつぶれない限り、データは消失しない。自宅のパソコンのトラブル、ハードディスクの破壊に巻き込まれない。モバイルで仕事ができる。家で、仕事場で、旅行先で。

妻ともこれで仕事している。口頭でやりとりすると、忘れるからね。今月中に、「しなくちゃいけないリスト」にお互いが書き込む。あれやったか、これやったか。書いといて。わかった……。ぼくが原稿を書く、企画書を書く。すると妻が、校正する。あるいは編集する。

Cloudで、こないだまで、大阪の友人と企画書作り、原稿作りをしていた。昨日から、京都の山伏と原稿の直しと講座の企画書作り。今週から、東京の友人と、やはり出版企画書と講座の企画書作りも始まる。

ちなみに、できあがった原稿をPDFデータにして、印刷製本してもらったのが、これまで東京、大阪、青森、韓国、南インドだった。

南インドのアシュラムで印刷製本してもらい、インドの人たちが製本した冊子をバッグに入れて、来日、なんていうこともあった。

こんな山里にいても、なんとか仕事ができるということになる。ましかし、ちゃんと収益に結びつけているかというと、なかなかむつかしいんだけどね。