過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

不動産をどうしましょうか、と

不動産があっても、なかなか売れない、固定資産税はかかり続ける。いくら土地があっても、現金化しなければ、活用できない。草刈りだけでも大変。建物も老朽化して壊れてくる。維持管理費もかかる。

さて、どうしましょうか。……そういう相談をよく受ける。

いま春野の人口は5千人を切る。かつては1万5千人(1950年代)。高度経済成長の時代は、道路を作る、橋を作る、ダムを作る、学校をつくる、ハコモノ作る……と、土木事業が盛ん。当時は、春野に土木業者が10以上もあったという。

しかし、高度経済成長も終わり、自民党のバラマキ政策もおわり、ハコモノは維持管理が大変なので、つぎつぎと解体していく時代。

かつてどんどんと拡大した事業者は、後処理が大変。先代がたくさん手に入れた土地や建物、その処分に困ってくる。