過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「とおいとおい昔 夜の浜辺で……」という曲

今朝、ふと思い出したのが、「とおいとおい昔 夜の浜辺で……」という曲だ。中学の音楽の授業で習った記憶がある。

外国の曲で、原曲はわからない。夜の浜辺で若者が竪琴を弾いている。すると、海からの歌の響きに誘われて、沖に泳ぎだす。もうだれもいない。ちょっと浦島太郎伝説みたいなところもある。そんな幻想的な詩だ。

『むかしむかし』久野静夫 訳詞

1.とおいとおい昔 夜の浜辺で
若者ただひとり 竪琴を弾いていた
その夜の空は晴れ 月はかがやき
黄金色(こがねいろ)の波が ささやいていた
竪琴の響きは とおくの沖へ
静かに静かに 流れていった

2.その調べに合わせ 波の中から
夢のような歌が 若者を呼んでいた
その歌にさそわれて すべてを忘れ
声をもとめ沖へ 泳ぎだした
夜は明けて砂浜に のこる竪琴
その日から若者を 誰も見ない

哀しげな旋律は、どこかユダヤの曲のような気がする。イスラエル建国のダヴィデの象徴が竪琴だから、そうかもしれない。

ぼくはギターで和音が押さえられないので、オープンチューニングで伴奏。そんな適当な和音でも、歌える曲を集めている。まぁ、それでも100曲は歌えそう。

その旋律だ。この北欧の楽器、カンテレというのが、とてもかんたんそうで、響きがいい。

https://twitter.com/pbc03434/status/878955588561940481