過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

田んぼのこと、いろいろ悩んで行ったり来たり

田んぼのこと、いろいろ悩んで行ったり来たり……。

せっかく耕作放棄地をよみがえらせて、田んぼを復活させた。このままの自然農法でいきたい。仲間も増やしたい。

しかし、収穫量はがっかり感が大きい。経費もかかりすぎ。

冬水(ふゆみず)田んぼで、どこまでいけるか。収穫量は、飛躍的に上がるは思えない。

問題は人手。みんなも、ますます忙しい。池谷も仕事が過密になっている。すこしずつ現場は離れて、マネージメントとまちなか発信に移行していきたいところ。

ということで、いろいろと悩む。で、次の5つの考え方。

1)このまま自然農法で行う……体勢に無理がある。手間がかかりすぎ。収穫もすくない。
2)田んぼを縮小する……手間は減る。収穫量は落ちる。しかし自然体験として、人との交流として行うという考えで行く。
3)まちなか、移住者からの協力を募る……やはり現場の段取りが課題。
4)農業体験イベントとして行う。ある程度の料金を得る。……しかし、現場のサポートと準備がたいへん。
5)除草剤と化学肥料をつかう……これまでせっかくの自然農法でやってきた。これは論外。

いっぽうで、31と33歳の夫婦(子ども4か月)が春野に移住してきて、一昨日、挨拶に来た。ぼくが移住相談を受けて、あちこち空き家を紹介。市営のおためし住宅を紹介。そこにきまった。農業での仕事も決まった。

また、家と農地を買って通うという30代夫婦もあらわれた。すこしずつ移住の方向だ。かれらの参加もすこし期待できるか。
また、一緒に畑をやってくれる。農業体験や料理のサポートなど、力になる農家民宿の夫婦もこられた。

……といろいろ可能性もある。さて、そのあたりをどうやって結びつけていくか。また、みんなと話しあっていきたいところ。