過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

ほたる公園とわさび田

春野にほたる公園がある。ホタルが現れるのは、毎夜の楽しみ。うちの事務所から徒歩3分のところ。

その水利の問題は、こちらに書いた。
http://d.hatena.ne.jp/ichirindo/20171114/1510625674

こちらの集落には、田んぼがない。しかし、現状、河川から水を引いている。河川法上では、それはだめなのだという。水が引けなくなれば、ホタルが生きていけなくなる。

どうしたらいいか。田んぼをつくれば農業用水として水を引くことができる。その水でビオトープと考えればいい。しかし、ゼロから田んぼ作るのは、並大抵のことではない。

そこで、県の役人さんにみてもらい、相談。ここで、農作物を作ればいいのではないか、という。ということで、いちばんかんたんなのはクレソン。マコモダケ。

だけど、ワサビがいいね。清流を活かしてワサビをつくる。
じつはわがやの敷地にも沢の水が流れていてワサビが生えている。葉ワサビも、なかなかおいしい。太い根っこにするには難しいが。

先日、春野でわさび園を経営している杉本さんにお会いした。相談してみた。

いいですよ。教えて差し上げますよということであった。難しいのは、水温は13℃がのぞましい。夏になるとそれ以上に温度が上がる。すると、ワサビがだめになる。シートを被せたり、そのあたりが手間のようだ。

まあ、ためしてみるのも、たのしい。なにしろワサビだからね。ホタルとワサビ、いいじゃないか。蓮の花もあるといい。ともあれ、毎日、ここを世話している近所の方と協力して、すこしずつ。